幕末は、歴史が好きな人たちの中でも人気な時代ではないでしょうか。
もともとゲームがきっかけで戦国時代が好きだった私が、家族の影響で幕末に興味を持つのも時間の問題だったように今なら思います(笑)
興味を持ち始めた頃にNHKで「篤姫」が放送されたり、「銀魂」がアニメ化したのをきっかけに随分と知識を蓄えていきました。
そんな中、当時「竜馬がゆく」で挫折した司馬遼太郎先生の本を読みたいと思い立ちました。
(8冊もあったので読むのも途中苦行かと思いながら読みました)
さて、どの本が良いだろうか……もう一度「竜馬がゆく」を読んでも良いし大河ドラマにもなった「坂の上の雲」でもいいかも。
ただ、当時竜馬がゆくの後は燃えよ剣を読むんだと息巻いていた気がする。
結局、8冊という壁に阻まれて歴史の本は一旦お休みしようと、当時学生だった私はスタートラインに立つことを諦めました。
でも学生生活や社会人生活を送りながらも、本を読む習慣を付けた今なら読めるのでは?という思いが湧き上がり、読まないという選択肢はない!という事で手に取って読むことにしました。
燃えよ剣、最近も映画になったのでご存知の方が多いとは思いますが、新撰組副長 土方歳三の半生を描いた作品です。
新撰組を作る前はどんな生活をしていたのか
どうして新撰組を作ったのか
新撰組は当時どういう立ち位置で、どんな経緯でバラバラになってしまったのか
縁もゆかりも無い函館五稜郭で死んだのはなぜか
実際の資料や手紙なども差し込みながら詳しく描かれています。
土方歳三という男は喧嘩や戦をさせれば右に出る人は居ないと思わせる程の戦術を持っている人である事は読んでいて十分伝わってきました。
司馬遼太郎先生も「時代が時代なら」と書いていましたが、本当にその通り!自分の人生の引き際も潔くかっこいい人でした。
史実なので亡くなるのは分かっていますが、本人を含め近藤勇や沖田総司など名前を知っている人が実際に亡くなった描写が出てきた時には寂しい気持ちになったのは、きっと読んでいて新撰組に感情移入しちゃったからです。
今回燃えよ剣をこのタイミングで読んでみて思ったのは、刀剣乱舞好きな人も楽しいかも。ということ。
刀剣乱舞は、刀の擬人化されたゲームが人気になったのをきっかけにアニメ・舞台・ミュージカルと幅広い人気を得ている作品です。
ご存知の方はご存知ですが、ここに居ますよね。新撰組の刀たち。
燃えよ剣の中で、きちんと土方歳三が刀を手にしたタイミングも手放したタイミングも書いてあるんです!
刀剣乱舞好きだけどその辺はネットの知識だけという方は、ぜひ読んで見聞を広げてみてはいかがでしょうか。
(あくまで土方歳三が主役なので、あんまり名前出てこないじゃん!とかいう苦情は受け付けません笑)
本はこちらから↓
燃えよ剣 上 (新潮文庫 しー9-8 新潮文庫) [ 司馬 遼太郎 ] 価格:1045円 |
作品自体が少し古いので、中古ももちろんあります。
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読むのが苦手という方は映画で世界観をつかむのもおすすめです。
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